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CITIZENが社名を冠した懐中時計を完成させてから今年で100年を迎えました。それを記念し原点に込められた「永く広く市民に愛されるように」という思いのもと、より正確にそしてより美しくCITIZENの時計史を込めた懐中時計が発売されます。

こちらの懐中時計は記念品のため、CITIZENが誇る熟練の職人によって細部までこだわってつくられたものとなっております。今回は今作の魅力を解説していきたいと思います！

CITIZENの歴史

明治末期日本でようやく時計産業が芽生えた頃、シチズン時計の前身である尚工舎時計研究所の創設者山﨑龜吉はスイスなどの懐中時計工場を目にし、「懐中時計の国産化」を決意しました。その決意のもと着想から約6年、社名を冠した懐中時計第１号を完成させました。当初16型と呼ばれていたものは「永く広く市民に愛されるように」と願いを込めて文字盤にはCITIZENと刻まれることとなりました。
その後長い歴史を経て、CITIZENは社名に込められた「永く広く市民に愛されるように」という願いのもと、高精度がうりの国産時計として確固たる地位を築いていきました。

最高峰の懐中時計

今作では、当時の懐中時計開発のエンジニアたちの努力に最大限の敬意を払って同等以上の仕上げを施しております。裏ぶたをシースルーバックにすることで細部までこだわった懐中時計の内部を直接見ることができます。とくに審美性と高精度という面では最高峰の懐中時計と言えるでしょう。

当初のモデルを尊重しダイアル上のフォントや小秒針のレイアウトをオリジナルのデザインから継承しております。より審美性にこだわり、裏ぶたをシースルーバックにしてこだわり抜いた内部をより美しく見えるように仕上げております。たとえばペルラージュを施した地板、ダイヤカットによる面取りを施した受などは美しく光って見ることができます。

CITIZENの創業当時からこだわり続けてきた精度の高さは今作も例外ではありません。フリースプリング方式を採用し懐中時計でありながら平均日差−3~+5秒を実現しております。6方向の姿勢と3段階の環境下でおこなわれた自社検査をクリアし、その証として製品には「CAL.02規格検定合格証」が付属いたします。

「永く広く市民に愛されるように」というCITIZENの思いのもとデザインされているため、ケースは美しい鏡面仕上げをしつつ日常生活防水が施されています。時計を提げる組紐は有職組紐道明により仕立てられたもので、「藍墨」色に美しく染め上げられた100%国産の正絹を使用し、より高級感をあたえてくれます。

こちらが当社に入荷実機となります！

ボックスの中には規格検定合格証やシチズン社長からのレター、卓上のディスプレイスタンドなどが同封され100周年記念の限定品らしさが感じられます。

スペック